2002.11.3アドホック丸福で徳山市文化賞受賞
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敬老会で歌舞伎を上演して、お年寄りを喜ばせようと、徳山市櫛ケ浜で旗揚げした櫛浜歌舞伎・八千代座(米藤千津子座長47)。ずぶの素人ばかりの一座だが、照明や美術などスタッフと花岡歌舞伎の演出者でもある下松市旗岡の内山慧さんの指導でめきめき力をつけてきた。同地区では毎年9月15日の敬老の日には婦人会が中心になって楽しい敬老会を開いているが、これまでカラオケや手品など様々な余興をしても、最後まで残ってくれるお年寄りが少ないのが悩みの種になっていた。このため、婦人会の役員をしている米藤さんが働きかけて同志を集め、市文化振興財団の植木容子さんに相談して内山さんを紹介してもらって、旗揚げにこぎつけた。これに協力を申し出たのが地元で町の行事の映像を残そうと5年前から活発に活動している櫛浜ビデオクラブ(浅田和彦代表、11人)。音響、照明、ビデオ撮影を一手に引き受け、一座の紹介など進行の放送も担当している。櫛浜コミュニティセンターや櫛浜公民館で稽古を続け、婦人バレーの鼓海淳之助こと小林淳子さん(54)、婦人会の鼓海俊之丞こと藤井俊子さん(47)、三味線の本條広栄こと玉野千津子さん(62)が出演。。有馬さんは「無理に引っ張り出されたが、全然、余裕がなくて」と言いながらも楽しそう。 米藤さんは「芝居をすればお年寄りに喜んでもらえるとは思ったが、まさか自分が舞台に立つことになるとは。でも楽しい」と。
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