2004.9.22shunan
周南市櫛ヶ浜の敬老の日記念行事が20日、櫛浜小体育館で開かれ、結成11年目を迎えた八千代座歌舞伎(米藤千津子座長)の「清水次郎長」がお年寄り200人を楽しませた。 「八千代座」の名はかつて同地区にあった芝居小屋にちなんだもの。米藤さんを中心に櫛ヶ浜の有志が役者や裏方になって活動し、下松市の花岡歌舞伎を主宰する内山慧さんが指導している。 「清水次郎長」は内山さんが広沢虎造の浪曲を脚色したもの。昔、次郎長が面倒を見てやった保下田(ほげた)の久六が旅先の名古屋で死んだ次郎長の女房、お蝶の葬儀に来ないばかりか代官と悪だくみをしているのに怒った次郎長が乗り込む筋立てで、次郎長が久六を切る場面では拍手が起きた。 主催した地区社会福祉協議会の西村孝会長(69)は「お年寄りに喜んでほしいという熱い思いが伝わる舞台だった。皆さんのボランティア精神に敬意を表したい」と感謝していた。 2004.9.16shunan
周南市櫛ヶ浜の敬老会が20日午前9時から櫛浜小体育館で開かれ、おなじみの八千代座歌舞伎(米藤千津子座長)が「清水次郎長」を演じて楽しませる。 "八千代座"は昔、櫛ヶ浜にあった芝居小屋の名前。途中で帰る人が多い敬老会のアトラクションを楽しいものにしようと有志が集まり、下松市の花岡歌舞伎の内山慧さんを指導者に今年で11年目。この芝居が始まってからは帰る人も少なくなって喜ばれている。 最初は歌舞伎の演目に挑戦していたが、最近は「もっとお年寄りに楽しんでもらおう」と藩制時代、櫛ヶ浜出身で長崎でオランダ船を引き揚げた村井喜右衛門や国定忠治などの芝居に挑戦している。 「清水次郎長」も座員の希望で内山さんが広沢虎造の浪曲を脚色した。旅先の名古屋で次郎長の女房、お蝶が病気で死ぬが、次郎長が昔、面倒を見た保下田の久六は相手にしない。怒った次郎長一家は久六と代官が悪だくみを企てているところに乗り込む…。次郎長が久六を切る有名な場面で派手な立ち回りもある。 最初に久六役の有馬浩之進こと有馬浩さんが「旅行けば〜駿河の道に茶の香り」の有名な浪曲を披露。次郎長は中村誠之丞こと中村誠さん、森の石松は三明真州美さんで、このほか座長の米藤八千代こと米藤千津子さん、魚谷二三丞こと魚谷二三子さん、弘中友之進こと弘中友子さん、小林淳之助こと小林淳子さんらオールキャスト。米藤さんは「わかりやすい舞台でお年寄りの皆さんに楽しんでいただきたい」と張り切っている。 八千代座の舞台は式典や子供の作文発表などに続いて10時40分ごろから。問い合わせは櫛浜公民館(0834・25・0525)へ。 |
表紙へ |