2005.9.21the daily new shunan
櫛ケ浜弁のせりふに 大喜び 周南市の櫛浜地区敬老の日記念行事が19日、櫛浜小体育館で開かれ、敬老慰安会では八千代座歌舞伎が「弁天娘女男白浪」を演じ、日本駄右衛門や弁天小僧菊之助ら5人の「稲瀬川勢揃い」の舞台などが楽しませた。 同地区社会福祉協議会(西村孝会長)主催で、75歳以上の400人が出席。式典では櫛浜小1年の藤井開之君、6年の藤井美裕さんが敬老の作文を発表し、来賓として高村正彦衆院議員も祝辞を述べた。 八千代座歌舞伎は下松市の花岡歌舞伎主宰の内山慧さんの指導で練習を重ね、演目は内山さんの改修・演出。前半は振り袖を着て娘に変装した弁天小僧と供侍の南郷力丸がゆすりに訪れた浜松屋で男と見破られて開き直る場面、後半は5人が川端に並んで見得を切るおなじみの場面。 弁天小僧の鼓海真州美こと三明真州美さんや南郷力丸の鼓海誠之丞こと中村誠さんらが本條広栄さんの三味線に乗って熱演し、せりふは櫛ケ浜弁や地元の地名もたっぷり組み込まれて会場をわかせた。このほか櫛浜小児童金管バンドの演奏もあった。 |