2001.09.17日刊新周南●徳山● 櫛浜地区で敬老の日楽しく
同地区社会福祉協議会(西村孝会長)の主催で、地元の各団体が協力、会場には東の横綱、西浜町の友沢ルイさん(99)と西の横綱、峠の兼重チヨさん(96)など地区の長寿番付を張り出すなど手づくりの敬老会で祝っている。 今年は75歳以上の616人が対象で、うち約400人が訪れ、児童の作文発表や金管バンド演奏などを楽しんだ。 八千代座歌舞伎は敬老会を盛り上げようと旗揚げした一座で、出演者はすべて地元の人たち。 台本は内山慧さん作で、今年は犬公方で知られる徳川綱吉の時代が舞台で、実直な武士が殿を襲った犬とけしかけた武士を切り、罪を背負って切腹しようとするが止められて身を隠し、30年後、懐かしい我が家に帰り、妻と再会する。 お犬さまの役で同校5年の玉野芳幸君(11)が登場して盛り上げ、お馴染みの役者には「よ、淳之助」と掛け声も入り、少ないセリフで再会の感動を伝える難しい最後の場面も妻役の米藤千津子座長と武士役の中村誠さんが名演技を披露、目頭を押さえる女性もいて、幕が閉じると盛大な拍手が送られた。 北川ヨネさん(80)は「最後の場面が一番よかった。来年もまた見たい」と笑顔を見せていた。 2002.01.29新周南●徳山● 八千代座歌舞伎がきずな苑へ
八千代座歌舞伎は毎年、敬老の日に櫛浜地区敬老会で公演したあと老人ホームでも上演して喜ばれている。 「ぢいさん ばあさん」は殿様を襲った“お犬様”を殺したため身を隠していた武士の夫婦が、30年後に再会を果す物語。本格的な書き割りの前で、丁髷の役者たちの達者な演技がお年寄りたちを引き込み、お犬様役の櫛浜小5年の玉野芳幸君も熱演して人気を集めた。 また青木ふぐ商店がフグ汁をふるまい、フラダンスや民謡の舞台もあって盛り上げた。 |