2004.10.29sinsyunan
竹灯籠
竹灯籠と左から中村、きえもん、長岡さん
周南 徳山
手づくりロウソクに竹の灯ろう
やまびこの里がきえもんさんに

 周南市宮の前のNPO法人、やまびこの里(松原照子理事長)の活動に参加している長岡文雄さん=長田町=と中村秀昭さん=社地町=が27日、櫛ケ浜の老尊徳山櫛ケ浜店を訪れ、店主のきえもんさんに青竹で作った灯ろう14体を手渡した。
 やまびこの里は竹細工や竹を焼いて土壌改良材を作り、バザーなどで販売して障害者を支援している。きえもんさんは松原さんら住民ボランティア10人が、山崎八幡宮近くの竹林から台風18号で倒された竹を運び出しているのを日刊新周南で知り、松原さんに灯ろうの製作を依頼していた。
 きえもんさんは老尊の人気商品「からあげくん」を揚げた廃油と空き缶で作ったロウソクをお客さんや近所の人に配って喜ばれていたが「竹の灯ろうにロウソクを入れたら面白いのでは」と思ったという。
 松原さんから相談を受けたボランティアグループ、ひょっとこ一座代表の長岡さんと前市議で七人の侍の会の中村さんがすぐに試作品を製作。ふしを台にしていろんな形に加工した大小さまざまな竹灯ろうを作った。
 この日は店のそばのきえもんさん宅の庭に灯ろうを並べて点灯し、竹の温かさとロウソクの優しい炎に3人とも満足そう。きえもんさんは「祭りの飾りや居酒屋のオブジェなど使い方はいろいろある。これから活用法を考えていきたい」と喜んでいた。


からあげクンろうそく
きえもん竹灯籠
竹灯籠点灯
村井喜右衛門