| エリザ号引き揚げ模型 |
![]() 徳山市立中央図書館 エリザ号引揚げ模型 |
平成10年5月
徳山市立中央図書館
徳山市櫛ヶ浜出身の村井喜右衛門が寛政11年(1799)長崎湾口で沈没したオランダ船を引揚げたときの作業模型の展示が28日から市中央図書館2階の参考郷土室で始まった。この引揚げ事業は当時ヨーロッパでも評判になった快挙で、郷土の生んだ偉人の業績を語り継ごうと徳山地方郷土史研究会(清木素会長)が20周年を記念して市に寄贈した。
200年前の沈没船の引揚げ再現模型が28日、徳山市立中央図書館に展示された=写真。江戸後期、長崎沖でオランダ船の引揚げに成功した徳山・櫛ケ浜の実業家、村井喜右衛門の業績を伝えようと、徳山地方郷土史研究会(清木素会長)の依頼を受け、長崎県香焼町の梅原喜一郎さん(64)が製作した。
5月23日、徳山地方郷土史研究会から、200年前に長崎沖で沈没したオランダ船の引揚げ作業を再現した模型が、市に寄贈されました。
模型を指して説明する長崎県香焼町の梅原喜一郎さん。模型の制作者です。この模型は200年前長崎湾で沈没したオランダ船の引揚げ作業を再現しています。だれもなし得なかった難事業に挑み、みごと沈没船を浮揚させたのは徳山の村井喜右衛門でした。徳山地方郷土史研究会がその業績を市民に伝えようと製作を依頼し、中央図書館で行われた引渡式には香焼町の町長・助役も出席されました。(4月4日)|
長崎沖のオランダ船引揚げ再現模型が徳山に
長崎から関係者の子孫も同行 |
![]() 模型を前に引揚げ作業の仕組を説明する梅原さん (左)=徳山市の市立中央図書館で |
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香焼町(長崎)の制作者が説明も
村井喜右衛門の仕掛け模型届く 徳山地方郷土史研究会創立20周年事業で依頼 |
![]() 説明する模型制作者の梅原さん |
![]() 模型に見入る会員たち |
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先人の縁で交流へ
徳山市と長崎県の香焼町 200年前の蘭船引揚げ模型引渡し |
![]() 製作した梅原さんの説明で紹介 された200年前の船引揚げ装置 |
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江戸時代に沈没のオランダ船
引揚げ模様再現の模型渡す 長崎から徳山市に届く |
![]() 模型の解説をする梅原さん(左) |
![]() 引揚げ再現模型引渡し記念撮影 |
![]() 寄贈される再現模型とほぼ同じタイプの一作目 中央のエリザ号の周りに小船を集め、喜右衛門 の帆船が右側から支える/写真提供・徳山地方 郷土史研究会=香焼町立図書館で |
![]() 掛け軸に描かれた村井喜右衛門の肖像画 徳山青年会議所刊「目で見る徳山の歴史」 |
![]() 村井喜右衛門による沈没したオランダ船引揚 げの状況を再現した模型の最終チェックをす る梅原さん=西彼香焼町馬手ヶ浦 |