2004.4.16sinsyunan
着岸した海王丸
|
大型帆船海王丸を
1000人が歓迎
17日セイルドリル、18日一般公開
19日まで晴海埠頭に停泊
|
周南市誕生一周年を祝って15日、航海訓練所の大型帆船、海王丸(齋藤重信船長、2556トン)が徳山港に入港した。タグボートの歓迎放水と消防音楽隊の演奏の中を晴海埠頭に着岸し、市民1000人が出迎えて歓迎式典が開かれた。
19日まで停泊し、17日午後1時から36枚の帆を張るセイルドリル、18日は一般公開がある。19日午後2時の出港時は実習生全員がマストに登ってあいさつする登檣礼を披露する。
海王丸は1989年(平成元年)に完成し、徳山港は3度目の入港。乗組員65人と東京海洋大学、神戸大学、海技大学校から実習生92人が乗り組み、4月2日に東京港を出港、訓練を続けながら長崎を目指している。その後、6月からカナダのバンクーバーに向けて太平洋を横断する遠洋航海に出発する。
歓迎式典では乗組員と実習生全員が埠頭に整列し、河村市長らが歓迎の言葉を述べ、鼓ケ浦整肢学園生の吉本剣君(5)、粭島小2年の藤原はるかさん、4年の藤原ちなみさん、6年の石丸祐加さん、画家の中村恭子さんが齋藤船長と実習生の代表に花束を渡した。
大型帆船が帆走するには風に合わせて全乗員で帆を操作しなければならず、船員に必要な自然観察力や、団体生活を通して協調性などが養われるため、現在も訓練には帆船が使われている。
17日のセイルドリルでは実習生ら100人が4本のマストに一斉に登ったり、甲板でロープを引いて1時間半がかりで帆を開く様子が見学できる。
停泊中、夜間は300個の照明が点灯される。周辺の駐車場が少ないため17、18日は徳山駅前からシャトルバスも走らせる。問い合わせは市商工観光課内の一般公開等事業実行委員会(0834-22-8371)へ。
2004.4.9sinsyunan
寄港する海王丸 |
周南市1周年祝って寄港
15〜19日・晴海埠頭で船内公開も |
航海訓練所の大型帆船、海王丸(斎藤重信船長、2556トン)が周南市誕生1周年を記念して15日から19日にかけて徳山港晴海埠頭に着岸する。15日午前10時の入港時は歓迎放水と歓迎式典◇17日は36枚の帆を張るセイルドリル◇18日は船内一般公開◇19日午後2時の出港時には乗組員が帆桁から「ごきげんよう」と挨拶する登檣礼がある。徳山港振興会(藤井英雄会長)などの実行委員会(委員長・津田孝道市助役)は見学を呼びかけている。
海王丸は商船大学や商船高専生の航海訓練に使われているが、徳山港には徳山市制55周年の1990年(平成2)と65周年の2000年(平成12)にも寄港し、今回は4年ぶり3度目。
全長110m、幅13.8m。4本マストでメインマストの高さは海面から50mにもなる。4月2日に東京港を出港し、訓練を重ねながら長崎に向かう途中、徳山港に寄港する。
東京商船大と東京水産大が一緒になった東京海洋大、旧神戸商船大の神戸大学航海科、海技大学校航海科、機関科の実習生92人など157人が乗船している。
誘致のきっかけになったのは昨年6月、藤井会長が広島港に入った海王丸を訪問、以前から親しい斎藤船長に入港を依頼したこと。
海王丸は建造時、全国でその費用の一部にあてる募金活動や建造費の予算化を国に請願する署名運動が展開されたが、徳山だけでも7万人もの署名を集め、運動の中心だった藤井さんは進水式にも招かれた。また前回、前々回の寄港と歓迎行事にも尽力した。
今回の寄港は徳山港振興会、徳山商工会議所、周南青年会議所と市で作った実行委員会の主催。17日午前中は通常の訓練があり、午後1時からセイルドリル。3時ごろまでかけてすべての帆を張り、そのあと畳むのも岸壁から見学できる。18日の一般公開は午前9時から11時まで、午後1時から3時半まで受け付ける。また停泊中、夜間は午後10時まで電飾が点灯される。
会場は晴海親水公園のそばで徳山駅から歩いて15分ほどだが、17、18日は徳山駅在来線口と晴海埠頭の間にシャトルバスが走る。また日本ゼオン運動公園を駐車場に開放する。
藤井さんは「周南市は海で生きてきた街。船や海に関する仕事の人も多く、海を身近に感じ、海王丸寄港にもたくさんの人が来てくれます」と期待している。問い合わせは商工観光課内の同実行委員会(0834-22-8371)へ。
2004.4.17徳山港晴海埠頭
36枚の帆を全部展げた海王丸 |
素足でマストに登り帆をほどく実習生 |
展帆完了。船首から |
展帆途中。船尾から |
夜間300個の電球が灯された海王丸 |
2004.04.19海王丸出航-登檣礼
実習生たちがマストに登る
|
実習生たちが各マストのヤードに位置する
|
船首に立つ
|
一斉にキャップを振る
|
海王丸は晴海埠頭岸壁を離れた
|
タグボートによって徐々に向きを変える
|
愈々長崎に向けて旅立ちだ
|
行ってらっしゃい海王丸。ありがとう
|
|